01 セットアップオフィスとは
セットアップオフィスとは、内装と什器が整った状態で借りられるオフィスです。内装工事費や什器代などの初期投資は、オーナー側が負担しています。そのため一般的な賃貸オフィスに比べて、入居までの時間やコストを節約できるのが特徴です。オーナー側が負担した初期投資額は、月々の賃料に上乗せされます。

METHOD
近年新しいオフィスタイプとして、セットアップオフィスが注目されています。
セットアップオフィスは内装や什器が整っており、すぐに業務を開始できる点が特徴です。
引越しの負担を最小限に抑えられるという理由から、事業拡大を進めるスタートアップ企業や外資系企業などに選ばれています。
本記事ではセットアップオフィスのメリットと注意点、選ぶ際のポイントを解説します。
セットアップオフィスとは、内装と什器が整った状態で借りられるオフィスです。内装工事費や什器代などの初期投資は、オーナー側が負担しています。そのため一般的な賃貸オフィスに比べて、入居までの時間やコストを節約できるのが特徴です。オーナー側が負担した初期投資額は、月々の賃料に上乗せされます。
セットアップオフィスと他のオフィスタイプとの違いを比較表にまとめました。
セットアップ オフィス |
一般的な 賃貸オフィス |
居抜き オフィス |
レンタル オフィス |
|
---|---|---|---|---|
イメージ (引き渡し時) |
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特徴 | 内装・什器が整えられた状態で入居する | 内装・什器はすべてテナント側で用意する | 前テナントの内装設備が残された状態 | オフィス内の専有スペースを特定期間、特定人数 で借りられる 会議室などの共有スペースもある |
入居時の内装 工事負担 |
オーナー負担 | テナント負担 | 前テナント負担 | オーナー負担 |
契約形態 | 賃貸借契約 | 賃貸借契約 | 賃貸借契約 | サービス利用契約/ 施設利用契約 |
セットアップオフィスの契約形態は賃貸借契約で、内装工事はオーナー負担という点が特徴です。似たようなオフィスタイプとして、居抜きオフィスがあります。セットアップオフィスは内装・什器をオーナーが用意しますが、居抜きオフィスは前テナントが残していった内装・什器を引き継ぐ点が大きな違いです。
レンタルオフィスは、特定の期間に限られた人数で利用できるオフィスです。内装工事がオーナー負担という点が似ていますが、契約形態がサービス利用契約や施設利用契約である点が違います。
セットアップオフィスは、以下のようなニーズを持った企業が利用するのに適しています。
このように積極的な事業拡大を目指す企業にとって、セットアップオフィスは有力な選択肢になります。
セットアップオフィスのメリットは、以下の4つです。
入居までの時間を短縮できる
入居時と退去時の工事費用を節約できる
デザイン性が高い
資産を持たずに移転できる
引き渡し時点で内装や什器がすでに整っているため、移転がスピーディーです。レイアウト・内装デザインの検討や什器選定が不要で、施行会社への見積もり・発注・工事の期間も省けます。引越し期間が短縮されるため、多忙な企業でも事業の勢いを止めることなく成長を続けることが可能です。
BIZCORE西新橋のセットアップオフィスは、引き渡しを受けてから入居完了までの期間が約1か月です。一方で一般的な賃貸オフィス移転は、入居工事が完了するまでに6か月程度かかります。したがってBIZCORE西新橋のセットアップオフィスは、入居までの期間を約5か月短縮できる計算です。
セットアップオフィスの入居工事で発生する費用は、基本的に電気通信工事費のみです。一般的な賃貸オフィスで必要とされる、内装工事費用や什器代はかかりません。入居時の初期投資を節約し、浮いた資金を事業投資に充当することが可能です。
退去時に借りた当初の状態に戻す原状回復工事の費用についても、セットアップオフィスのほうが安くなります。内装・什器の撤去が不要で、電気通信工事とクリーニングに限定されるためです。ただし内装や什器の損耗が見られる場合には、別途修繕費がかかります。
BIZCORE西新橋のセットアップオフィスを例に、入居工事費と原状回復工事費をシミュレーションし、一般的な賃貸オフィスと比較しました。シミュレーションによると、セットアップオフィスにすることで合計3,800万円もの費用を事業投資や次の引越し費用に充当できる計算です。
入居工事費概算 | 原状回復工事費概算 | |
---|---|---|
一般的な賃貸オフィス | 2,700万円 | 1,300万円 |
セットアップオフィス | 100万円 | 100万円 |
差額 | 2,600万円 | 1,200万円 |
差額合計 | 3,800万円 |
※本シミュレーションは簡便な方法により計算した概算値であるため、実際にかかるコストとは異なる場合があります。
セットアップオフィスはおしゃれな空間が整っていることが多く、採用力の強化につながります。株式会社アーバンプランの「就活生の企業選びの基準と採用に向けた企業側の対策」に関する調査によると、企業選びにおいてオフィス環境を重視するという回答が8割以上を占めます。
たとえばBIZCORE西新橋のセットアップオフィスのデザインは、モダンな印象のなかにも柔らかさを感じるアーバンラグジュアリーテイストで統一。木目調の素材や丸みのあるフォルムの什器を基調に、エッジのきいたメタルやセラミックを組み合わせることで、都会的な雰囲気を演出しています。
セットアップオフィスでは内装や什器などの資産を保有する必要がありません。資産を圧縮して利益を稼げれば、総資産利益率(ROA)などの指標を改善して財務のスリム化を図れます。
メリットの多いセットアップオフィスですが、入居を決める際は以下の点に注意しましょう。
賃料が割高になる可能性
物件の選択肢が限られる
オーナーが負担した初期投資が上乗せされるため、賃料が高くなりやすいです。ただ入居期間が短い場合は、内装工事を全額負担する一般的な賃貸オフィスよりも、コストメリットを感じられる場合もあります。
どのくらいの期間セットアップオフィスを借りれば、コストメリットを感じられるのでしょうか?
100坪程度のオフィスを例に入居期間ごとの累計コストをシミュレーションし、一般的な賃貸オフィスと比較しました。
本シミュレーションによると、入居期間4年未満の場合はセットアップオフィスのほうが累計コストが安くなる計算です。
セットアップオフィスの需要が高まっているものの、まだまだ物件数は少ない状況です。そのため好条件の物件はすぐに埋まってしまう傾向があります。選択肢が限られることから、物件探しに時間がかかる可能性があるでしょう。
セットアップオフィスを選ぶ際は、以下のチェックポイントを意識しましょう。
広さ・レイアウト
BCP対策
セキュリティ対策
立地
従業員が快適に仕事できる広さが確保されているか、使い勝手の良いレイアウトかどうかは重要なポイントです。実例として、BIZCORE西新橋におけるセットアップオフィスのレイアウトプランをご紹介します。
1フロア365.60㎡(110.59坪)の広さに対して座席数は58席あり、従業員数は30名想定です。
デスクワークエリアの他にリフレッシュエリアやソロワークエリアなども備え、多様な働き方に柔軟に対応できるレイアウトになっています。
→ BIZCORE西新橋の物件詳細についてはこちら
災害発生時もビジネスを継続できるように、BCP対策について確認しましょう。BCPとは「Business Continuity Plan」の略称で、緊急時に事業を継続するための対策を指します。BIZCOREシリーズではBCP対策に力を入れており、万が一の時には非常用電源や防災備蓄品を利用可能です。
→ BIZCOREのBCP対策についてはこちら
従業員の安全や企業の資産を守るためには、セキュリティ対策が欠かせません。まずはビルの共用部にどのようなセキュリティ設備が備わっているか確認しましょう。BIZCOREシリーズは1階エントランスホールから貸室にいたるまで多層のセキュリティラインを設けており、関係者以外の侵入を防ぎます。
→ BIZCOREのセキュリティ対策についてはこちら
セットアップオフィスが利便性の高い立地にあると、従業員の満足度向上が期待できます。取引先に近い立地や、ブランドイメージに合った立地を選ぶことも、企業に良い効果をもたらすでしょう。BIZCOREシリーズは都心5区を中心に展開しており、駅徒歩10分圏内で複数路線を利用できる立地です。
→ BIZCOREの立地についてはこちら
セットアップオフィスは、引越しにかかる時間や資金を節約できるオフィスです。成長期・拡大期にある多忙な企業でも、その勢いを止めることなく更なる成長を遂げられるでしょう。
またデザイン性の高いオフィス環境によって採用力強化も期待できることから、組織全体の安定性向上につながります。BIZCOREのセットアップオフィスは多様な働き方に対応したレイアウトや、BCP対策・セキュリティ対策といった機能性を備えています。
都心5区でセットアップオフィスをお探しの方はぜひご検討ください。