社員のモチベーションが向上したことはもちろん、新規で社員を採用するときをはじめ、弊社には国内外を問わずさまざまな方が来訪します。そうしたときに、オフィスの第一印象ですぐにいい会社だと思ってもらえることが増えたなと感じますね。

このオフィスに引っ越してきたのが2019年の秋頃だったかと思うのですが、正直それまではあまりオフィスにお金をかけよう、こだわろうといった気持ちが強いわけではなかったんですね。ただ、今年で会社を設立してから10年が経つのですが、スタートアップの時期を経て会社が軌道に乗り始めた中で、社員たちが一同に集まってよりよい環境で仕事ができる場所を探そうと思ったことがきっかけだったように感じています。

そうですね、やはりそこで働く社員が快適に働けるか、オフィスを好きになってもらえるかを第一に考えていました。弊社ではスタートアップの頃から社員の自由な働き方を認めていることもあり、オフィスに出社する人もいれば、リモートで働く人もいるんですね。そうした中で週に何日かは皆が集まって対話しながら仕事をすることが、結果としてよい仕事を生み出していくんじゃないかと。なので、オフィスを「集いの場」にしたいという気持ちが強かったですね。

このオフィスに入ったときに、インスピレーションといいますか、素敵なオフィスだなと直感的に感じるところがありました。全部で5つほどの物件を見て回ったのですが、いずれも私一人で足を運んだのではなく、複数の社員と一緒だったんですね。そうした中で、このオフィスだけは入った瞬間に社員全員が「わー！すごい！広い！！」といった歓喜の声をあげまして。みんなの意見が一致して、ここに決めたような感じでした。

移転して会社が広くなったことに伴い、個々の作業スペースは広くとっています。また、会議室も広いので15人ほどの社員が集まっても快適に使えますし、大きなモニターを通じて他の拠点とのWeb会議もすごく捗りますね。弊社では赤坂見附以外に、札幌と山形と北海道厚真町にオフィスがあるので、Web会議は欠かせないものとなっています。

また、オフィスの中に天井まで囲いをつけた食事のスペースを設けたのですが、匂いが漏れることなく食事を楽しめるのはもちろん、外から見えずに食事ができるので重宝されていますね。それから、ソファースペースもあるのですが、月に何度か業務終わりの社員がソファーの周りに集まって少し飲みながら歓談を楽しむ場にもなっています。社内のコミュニケーションが活発になりましたし、以前よりも雰囲気がよくなりましたね。

今後は、海外からのお客さんが多いこともあって、海外対応がスムーズにできるようなオフィスにしていきたいと考えてます。海外とのやりとりは時差の関係もあって、それこそ昼夜逆転の生活になるような社員も出てきてしまうと思うんですね。インターナショナルに仕事をしていくうえで、社員に必要以上の負担をかけず、快適に仕事をしてもらえるような場となるようにいろいろ整えていきたいなと。

弊社の事業内容としては風力発電所を中心として、再生可能エネルギーの発電所の企画や開発、運営までを一貫して行なっています。従業員数は約20名ほどで、うち半数程度がこの赤坂見附のオフィスで、残りの社員は札幌と山形と北海道厚真町でそれぞれ働いています。

弊社がいま積極的にチャレンジしている洋上風力事業は本当に国際的な事業でして、今後はこの赤坂のオフィスを拠点に世界各国と繋がっている、そんなことを感じられる仕事を積極的に進めていきたいと考えています。